君想い【完】
「祥吾、ちゃんと来たみたいだね。」
「あいつがいると、クラスがうるさくなる。な?ゆかり。」
「そうだね。にぎやかだもんね。」
「うちのクラスは香代とさりちゃんが一際目立ってうるさいよ。」
「純くんひどーい!」
さっきまで緊迫していた空気も壊れ、僕たちも自然に笑みがこぼれる。
こんな普通の毎日でいい。
このままでいたい。
そのとき誰もが思っただろう。
笑顔溢れる毎日に、
たまに怒って、
たまに泣いて。
その繰り返しで充分だ。
これ以上は
何も望まない。