小さなルルナくん。


「お兄ちゃんの名前はなーに?」


「…瑠々那」


「あたしもルルって呼ぶー!」


「………」



ルル、戸惑ってる。


まぁ、薫に好かれる運命だから仕方ないけど。




すると、ルルは薫を押し離した。


「…ルルって呼んでいいのは、柚だけだから」


ルル……??


「…何であたしは呼んじゃダメなのぉ…?」


「ルルって名前、特別だから」


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