小さなルルナくん。



しばらくすると、


扉をノックする音が聞こえた。


「柚、入っていい?」


その声は、ルルだった。


「…だめっ………」


こんな姿、見せたくない。


恥ずかしいよ……。


すると、ガチャっと扉が開く音がした。



…ルルのバカ、


入るなと言ったのに。


急いで布団で身体を隠したが、


ルルによって布団を奪い取られた。


「ルルっ……!」


「…泣いてる」


ルルの身体は、あっという間に


私の身体を包んでいた。



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