やきもちmaster♡天然maid


それより、なんだか実瑠來の口から『友達』という言葉を聞いてなんだか気分が悪い。



……実瑠來の友達は俺だけでいいのに。



声には出すことなんか絶対にしないけど、心の中でそう思っていた。



「あ、タクシーが来たね。じゃあロシアでも元気で!…レムくんも元気でね。ほら、実瑠來バイバイだよ。」



「レムくんっバイバイっ!!」



「……バイバイ。」



ーーー………。



あの後、タクシーの中で寂しくて泣いていたっけ。



なんて思い返していた。


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