そしてキミは花になる


でも…
全然嫌じゃなくて。


もっと先生に溺れていたい。

そう思ったんだ。


数秒のキスが何時間にも感じて、唇が離れると名残惜しくなる。


気持ちよくて、とろけそう。気分がフワフワ浮いていた。

「…神田。…その顔ヤバイよ…///」

え!?
わたし、そんなにひどい顔してた!?
恥ずかしい…/////


「変な顔でごめんなさい」

悲しくなって顔を手で隠しながら謝った。

その手を先生に無理やり剥がされた。


「もっとしたくなっちゃうょ…」

先生が微小な声で呟いた。
でも、わたしにはちゃんと聞こえてて、顔が火傷するぐらい熱くなってるのを感じた。


幸せすぎて怖いくらい。



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