どっちかなんて選べない!~ヤンキーくんと王子様~
「お前、面白いな」
彼の顔を、初めてハッキリと見たが。
「…なんだよ、人の顔ジロジロ見んじゃねえよ」
返り血は付いているし、先ほど彼自身が言ったように、私の前で殴ったり蹴ったりを繰り広げていた。
そんな、彼なのに。
「あなた、超イケメンですね…!」
顔は、びっくりするほどイケメンだった。
「…はあ?」
「私の幼なじみと良い勝負です!久しぶりに見ましたこんなイケメン…!」
否、贔屓目無しに超イケメンな幼なじみと良い勝負のイケメンなんて、初めてかもしれない。