もうスキすぎて~ヤクザに買(飼)われた少女~


結局、時間を作れないとーちゃんは私に監視役をつける。



それが、探偵より凄い人に調べさせて色々と知っているリュウが適任だってことね。



要するに携帯みたいなもの。



忙しくなるとーちゃんの変わりに与えられた携帯。



今度はそれが人になっただけで、意味合いは変わらない。



「純麗?聞いてるか?バイトのこと話したくないならいい」



「えっ?」



そういえば、さっき、どんなバイトをしてるか聞かれたんだった。



えっ?



あれ?




「えーーー!!」



バレてない?!



バイトの内容を聞くってことはバレてないじゃん!!



なんだ、私の取り越し苦労じゃんか。



「なんだよ。いきなり耳元でうるさいな」



「ごめんなさい」


< 209 / 342 >

この作品をシェア

pagetop