白い箱の中の恋
1人ぼっち


また憂鬱な日が始まる。

僕には友達がいない。

1人ぼっちの真っ白な部屋で僕が寝てるスペースだけがビニールで覆われている。


都内にある私立病院に僕は入院をしている。

看護師は完全防備

ナース服にもビニールで覆われた物を着てマスク、帽子などを被ってくる。

見舞い人もそんな格好をしないと入れないみたいだ。

今日も僕の1人部屋に看護師が入ってきた。


看護師「宮崎さん!今日の体調は?」

僕の名前は宮崎夏子だ。

宮崎夏子「……」

今日も何も話さない。

話す気力がないのだ。

無表情で新人の看護師らしき人が涙目になっている。


朝食はチューブから栄養を取るから物足りない…


眠い…

寝よう

さっき起こした身体をまた横倒した。

眠いけどなかなか眠れない。

僕は小さい時から病院に入院している。

だからなのか良くわからないが親の見舞いは3ヶ月に1回しか来ない。

1人だし
つまんないのに……

誰か助けてよ…


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