かわいい年下くん





さっきまで春くんの横で、ソファーに埋もれてたはず。



なのにどうして…?


本当に一瞬の出来事だった。



もはや、どうやってこの体勢になったかすらわからないくらいの早業で。


見かけによらず力持ちなんだなあ、と感心する。



「は、春くん?どうしたの…?」



てか、なぜわたしの上に春くんがいるのだろうか。


まあ、体重は全然かかってないし、重くはないんだけど。



よく意味が把握できていないわたしは、春くんの様子をじっとうかがっていると。


春くんがゆっくりと口を開いた。



「…センパイってさ、俺のこと男だと思ってる?」



と思ったら、こんな変なことを聞いてきて。



「春くんを女だと思ってるわけないでしょ」



確かに、そこら辺の女の子よりかわいいとは思うけど。


だからといって、春くんを女だなんて思ったことは一度もない。





< 17 / 21 >

この作品をシェア

pagetop