【ミドリガメ日記】みーちゃんと私
「ん? この匂いっ! エビ!?」
甲羅に引っ込んでいたでかでかちゃんが、水面を漂う干しエビにむしゃぶりつく。
私? こほん。いっただきまーす!
私たちは、突然のご馳走に、狂喜乱舞した。だって、干しエビよ。干しエビ!
猫にマタタビ、ミドリガメに干しエビってなもので。エビは大のご馳走なの。はっきり言って、理性なんかぶっ飛びます。
お母さんは、『ドライフードを食べなくなるから』って、週に一回、それもドライフードを食べた後にしか、干しエビを食べさせてくれないの。
確かに、ドライフードと干しエビを同時に出されたら、干しエビしか食べないよ、私だって。