プロフィール

白明
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『 死にたい』なんて。
白明/著

総文字数/815

恋愛(純愛)4ページ

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  私は小林桃。どこにでもいるような普通の高校3年生。みんなは、私に向かって「桃って人生楽しそうだね!」「悩みなんてなさそうだね!」そんなことを言われて17年間生きてきた。それなりに楽しいこともあった。でも本当は楽しくなんて無かった。みんなには私が楽しんでいるように見えているのだ。そんな友達に辛い、苦しい、なんて打ち明けても無駄だった。私自身も、普段の私は楽しそうに見える子だとはわかっていた。無邪気に笑ってきた。みんなを楽しませれるように頑張ってきた。誰かに必要とされたくて、私がいなきゃだめだと誰かに言われたくて、本当は目立ちたくなんてないのに、気づいたら注目されようとする自分がいた。人よりも笑ってきた。そのせいで、「桃はいつも笑顔だね!」「桃の笑ってる顔がすきだよ!」そんなこといわれるのはしょっちゅうだった。でもその言葉が私を苦しめた。本当は面白くなんてないのに。笑わないと。 そう思っていていたら気づいたら笑ってる自分がいた。そのたびにいいままでなんでこんな風に生きてきたんだろう。そう後悔した。でも、私は他の子に比べれば充実してる毎日を送っていた。友達もたくさんいた。みんな私といると楽しいといってくれた。でもみんなうわべなんだとしか思えなかった。本当に私を必要としてる人なんていないと思ってた。私を一番苦しめるのは両親だった。早く家から出ていきたかった。出ていこうとした。そんなときに君は私を支えてくれた。なのになんで….月渚くん。

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