隣の蜂谷は噂が耐えない。 特に"危険"な噂が。 その1、来る者拒まず去るもの追わず。 その2、全国NO.1暴走族の総長 その3、冷酷無慈悲。人の心が無い。 絶対に縁が無い人、関わることが無い人。 そう思ってたのに＿＿＿＿＿＿＿＿ 「蜜ちゃん、なんで目合わせてくんないの？」 「みーつ、気持ちいの我慢したらダメでしょ。」 「俺のこと避けてたお仕置き、ね。」 何故かおかしい程に、 私に構ってくる。 噂とは違う、痺れてしまうくらいに甘い蜂谷の毒に 心も、体も、全部 「蜜ちゃん、もっと、って顔してんね。」 「…っ、」 「ほら、何してほしいのか言ってみなよ。」 この苦くて甘い罠にハマっていく__＿＿＿＿＿＿＿＿。 無感情系ツンデレ美少女 × 危ない系最強総長様 「脳ドロッドロにして、俺しか求めれなくなっちゃえば良いよ。」

隣の席の桜井くんは女絡みがとにかく酷い いつも甘い香水の匂いがするし、 「春野、ヒマだから構って？」 「春野って肉付きちょうどいいよね」 どうしてか私に話しかけてくる 「桜井くんこっち見ないで」 「やーだ、春野が顔見せてくれるまで帰らないよ」 どうせ私のことも遊びなんでしょ？ 「っ桜井くんなんて大嫌い！」 好きにさせたんなら、責任取ってよ、 ｢嘘でも俺のこと嫌いとか言わないでよ、弥生ちゃん。｣ そんなに悲しそうな顔しないでよ、 ｢弥生ちゃん、今どんな顔してるか分かってる？可愛すぎんだけど。｣ ｢も、桜井くんなんてやだぁ…っ、｣ 甘いことばっかり囁いてこないでよ、 私はもう、 桜井くんしか、皐月くんのことしか、 ｢桜井くん、もうヤメテ。お願い、｣ ｢良いの？春野、俺が欲しくて仕方ないって顔してるけど。｣ 見えてないから＿＿＿＿＿＿＿＿。 桜井くんはヤメテくれない 。