プロフィール

大野原幸雄
【会員番号】1109502
はじめまして大野原幸雄です。

暗い作品でごめんしゃい。

作品一覧

吸血鬼だって殺せるくせに

総文字数/56,304

ファンタジー9ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
俺の名前はバージニア・フェンスター。 世界中の歴史とか小話を歌にして旅をしている、しがない吟遊詩人さ。 今回、俺が話そうと思っているのは、ジェイスというモンスタースレイヤーの話だ。 悪魔とか怪物とか…依頼があれば何だって倒す狩人さ。 ジェイスは俺よりも6つも年下で、小さい頃からよくつるんでた。 モンスタースレイヤーとしての腕はかなりのもんだ。 いろんな国にジェイスの噂話があるくらいさ。まぁ、そのほとんどは俺が歌で広めたんだけどね。 え?…ちょっとは誇張したりはしたが、ほとんど実話さ。 ジェイスはずいぶんな変わり者だった。 あんまり人と話すのは好きじゃないらしく、職人気質って言うか…無愛想な感じだ。 モンスタースレイヤーのクセにモンスターを殺すのが好きじゃなくてな。 「怪物狩りはもうたくさんだ…」なんて言いながら、自分で首をはねた巨大なドラゴンの上で酒を飲むようなヤツさ。 とにかく変わってる。 だから実際、これから俺が話す物語には… 怪物との壮絶な戦いとか、悪魔との死闘はあんまり出てこない。 物語の本筋はそこじゃないんだ。 怪物よりも、むしろ人間と向き合う物語さ。 さてと… 前置きはこんくらいにして、本題に入るとしよう。 今回の話は、ジェイスがとある人物を探してフュリーデント公国という国に入るところから始まる。 フュリーデント公国は美しい自然とワインに溢れたいい国だ。 食べ物も豊富で金もあるが、ベルドランサという国と長い間戦争をしてる。 とりあえず今日は、ジェイスが誰を探すためにフュリーデントにやってきたのか… そこんとこまで話をしてやろう。

公開リスト一覧

公開されているリストはありません。

レビュー一覧

レビューした作品はありません。

好きな作家

    登録されていません。
pagetop