＊＊＊ 相田 のの × 相田 駆 ＊＊＊ 高校生、クラスメイト同士の駆とののは親の再婚で兄妹になる。 クラスの人気者でいつも中心にいる駆。 注目を浴びるのが苦手で、無難に過ごしてきたのの。 そんな2人の関係は高校卒業と同時に大きく変化することとなる。 『俺と結婚しよ？ のんちゃん。』 『っ！ 世間体的に考えて絶対に無理だからー！！』 駆の突然のプロポーズ。それを断固拒否するも…。 『俺はのんちゃんが笑っててくれれば、それでいい』 『明日一日、俺の彼女になってみない？』 『緊張するんだよ。割と。グイグイ攻めてきたけど…』 駆のいろいろな一面を知るたびに、いろいろな顔を見るたびに…。 『駆くんのことが好き。真剣にお付き合いさせてください。』 ののはいつの間にか駆に恋をしていると自覚する。 高校生、クラスメイトから兄妹へ。 大学生、兄妹から恋人へ。 社会人、恋人から夫婦へ。 『……愛してるって…ののに伝えたくて……知って欲しくて……。』 『…………』 『のの…好きだよ…。………愛してる。』 義理の兄妹で恋をするのはフィクションの世界だけだと思っていたのに。 溺愛甘々な兄に御用心。

初恋が始まる時、音なんてしなかった。 一瞬。ほんの一瞬。 揺るぎない、確かな感情が芽生えた。 ＊＊＊ 本田 美鈴（ほんだ　みすず）高校１年生 × 吉澤 大輝（よしざわ　だいき）高校３年生 ＊＊＊ 家が隣同士の幼馴染。 部屋は向かい合わせで、ベランダからベランダへと移動すれば容易く会える距離にいる。 そんな近すぎる距離感のせいか…。 『大ちゃん、あったかい。好き。』 『湯たんぽ代わりか？俺は』 想いを伝えれば、軽く流される始末。 生徒会長であり、下級生から人気な大輝に対して、独占欲ばかりが募り…。 『……大ちゃんのこと好きだよ。』 『ありがとう。俺も美鈴が好きだよ。』 妹としてみている大輝を落とすべく…。 『叶わない、なんて思ったら…ずっと叶わないんだ…。』 『絶対に好きになってもらうから！覚悟して！』 美鈴が奮闘していくストーリー。 月夜の刻。 ベランダで幼馴染と…。

＊＊＊ 藤堂 新（とうどう あらた）27歳 × 柊 純連（ひいらぎ すみれ）27歳 ＊＊＊ ベリーヒルズビレッジ。 それは、平々凡々な庶民なら誰もが『働きたい』『住みたい』と憧憬を抱く複合タウン。 そんな夢のような街に住む幼馴染かつ婚約者かつ大企業『藤堂ソフト株式会社』の御曹司・新に、純連は家庭環境をグチャグチャにされた恨みを込めた復讐を目論む。 復讐内容は至って単純。 新を惚れさせたのち、残酷な振り方をする。 壊された幸せを取り戻すことが叶わないのならば、同じ虚無感を味わせてやろう。 そう思っていた純連だが…。 『ウブなくせに背伸びして…本当にしょうもないやつ』 『っ……ウブじゃ…なぃ…』 『キスだけで顔真っ赤なのに？』 難易度MAXの復讐は… 『……好きだよ』 贅沢で甘々な香りが漂う恐ろしいものだった。

＊＊＊ 穂高 千智（ほだか ちさと）28歳 × 葉山 李（はやま もも）28歳 ＊＊＊ ６年間付き合っていた彼氏と婚約後、浮気されたことで破棄になり独り身になった李は、同期の千智とお酒を飲んでいる席で、 『穂高くん、結婚しよ？』 と冗談で笑いながら言うと思ってもない返事が返ってきた。 『いいよ。籍、いつ入れる？』 自暴自棄な期間に、その場のノリでしたプロポーズ。 まさかのOKが出てしまい…。 『会社では俺の片想いって設定で』 『えっ…』 『だって葉山の乗り換えが早いとか思われたら嫌じゃん？ 葉山が悪く言われるの絶対に嫌だ』 愛のない契約結婚で結ばれた夫婦 会社では設定で片想いしている同期 『葉山が思ってるほど、俺、優しくないよ。』 『……俺のことで頭の中いっぱいにして？』 同僚と勢いで結婚した結果… べたべたに甘やかされることになりました。

＊＊＊ 家事も仕事も完璧にこなす 26歳 沖崎 郁人（おきざき いくと） × 沖崎 詩乃（おきざき しの） （オトナな）恋愛小説家 26歳 ＊＊＊ 夫の郁人のことが大好き！ そんな詩乃はオトナな恋愛小説家 『春日 詩音（かすが しおん）』 として活動している。 郁人に本当の作家ネームを隠し、 『恥ずかしいから詮索しないで！』 と伝え、ひっそりと小説を書く日々。 『詩乃ちゃん、おやすみ。今日も愛してるよ』 甘々だけど、寝室は別。 あまり夫婦の営みがない自分たちは まるで熟年夫婦！？と錯覚するほど… 欲求不満から爆発した自分と郁人の エッチな妄想を文字にして世に放つ それが詩乃の仕事であった そんなある日 自分の手掛けた文庫本を手に持っている 夫と眼が合う 『これ、詩乃ちゃんが書いた小説？』 『うっ……』 『………この小説に出てくる男……衣玖斗（いくと）って僕のこと？』 バリバリにオトナ♡な内容の 小説に目を通した郁人は いつもの柔らかな表情を捨てて… 『僕とのエッチをネタにするなら、僕をもっと知らないとね？ ………今すぐ脱いで…』 天使のような夫から悪魔のような夫へ 『おいしい思い、させてあげるから言うこと聞きなよ。』 溺愛してる夫は天使？悪魔？