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如月あげはさんのプロフィール
作品一覧
如月あげはさんの作品一覧
浦和探偵 ジン
完
如月あげは
/著
総文字数/36,340
その他
14ページ
9
#ヒューマンドラマ
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浦和探偵 ジン 埼玉県・浦和。活気ある商店街の路地裏に、元スナックの建物を改装した風変わりな事務所がございます。色褪せた扉の傍らに掲げられた看板には、こう記されています。 「浦和探偵事務所 SAKURAI JIN」 所長の桜井ジンは、いそじの女性探偵。整えられたソフトリーゼントがトレードマークの彼女は、かつて和歌山の宗教組織から父によって逃がされ、芝浦で伝説の探偵「兄貴」に拾われた過去を持ちます。兄貴からその名と志を譲り受け、彼女が掲げる信条は「沈む声を拾い上げる」こと。かつてエリート街道を捨てた事務員ナオナと共に、日々、街の隙間に埋もれた声なき依頼に向き合っています。 自分の言葉を信じられない清掃員、有能さの陰で孤独を深める会社員、居場所を見失った少女……。ジンは愛車ジャガーの助手席に彼女らを乗せ、あるいは深夜のコーヒーを共にしながら、彼女らが心の奥底に閉じ込めた「本当の願い」を静かに解き放っていきます。だが、誰かの孤独を救い上げるジン自身もまた、消えない過去の残響を抱え続けていました。 やがて物語は、それぞれの人物が抱える「決別」へと向かいます。誰かの不在に涙し、迷子のように彷徨う夜、ジンは再びハンドルを握り、自らの声を取り戻すために海へと進路を取ります。 浦和の街で交差するそれぞれの孤独が、一つの物語として繋がっていく連作短編集です。どうか、そっと手に取っていただけましたら幸いです。
作品を読む
思考の劇薬 〜 大人の絵本 『イデアの海をゆく宝船 〜ビジネスパーソンの価値探求と道徳航海録〜』 桜井ジン
完
如月あげは
/著
総文字数/21,349
絵本・童話
12ページ
0
#大人の絵本
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思考の劇薬 〜 大人の絵本 『イデアの海をゆく宝船 〜ビジネスパーソンの価値探求と道徳航海録〜』 桜井ジン 「浦和探偵 ジン」が、人々と出会い、その人生の片隅に落ちていた輝きを一つひとつ拾い集めて編み上げた、宝船の物語です。 舞台は、空でほどけた羽衣の名残である「星砂」が静かに降り積もる、不思議な宝船。そこには、七柱の神様(だいちゃん、えびやん、べにたん、ほてい、ロクさん、びしゃん、おじい)が乗り合わせ、答えのない海をゆく終わりのない航海を続けています。 一見、穏やかに見える船の上で、神様たちは日々、私たちの心に深く突き刺さるような対話を重ねています。「目に見えない理想に、どんな価値があるのか?」「自分を律する規律と、心を解き放つ自由、その狭間でどう生きるべきか?」……。 彼らの葛藤や対話は、現代のビジネスパーソンが職場で、あるいは人生の岐路で直面する「答えのない問い」に、どこか重なるものがあるかもしれません。理想と現実の板挟みになり、何のために働くのかを見失いそうな時、神様たちの言葉が、少しだけ傍に寄り添えたなら、と思いながら書きました。 本作は、新人教育の場や道徳のささやかなヒントとして、あるいは「いのちを、丁寧に生きる」という願いを共に抱く方々のもとへ、そっと届けられたらと思っております。大人のための絵本として、心にひとしずくの雫を落とすことができましたなら、これ以上の喜びはございません。 ふとした瞬間に手に取っていただき、ページをめくるたびに、張り詰めた心が少しずつほぐれていくような存在になれましたら幸いです。皆様の日常に、ほんの小さな明かりを灯すことができますよう、心を込めて綴りました。
作品を読む
浦和探偵 ジン 外伝 プロヴェナンス ――美術保険調査ファイル――
完
如月あげは
/著
総文字数/21,824
ミステリー・サスペンス
9ページ
3
#ミステリー
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舞台は、埼玉県・浦和。文教都市の静かな佇まいの中、画廊の片隅にひっそりと降り立つのは、一人の保険調査員・橘かな。彼女の目の前に広がるのは、1950年代の油彩画「展示番号七番」。完璧に整えられた鑑定書、矛盾のない来歴、そして一定に保たれた温湿度――すべてが正しく、美しいはずのその作品。しかし、橘には、わずかに胸に残る違和感がありました。 それは、六年前、ほんの一度だけ判断を誤った。「完璧すぎる書類」への過ちが育んだ、彼女だけの鋭い感覚。微かなざわめきに耳を澄ませると、日常の隙間に潜む物語が少しずつ姿を現します。画廊の副代表が織りなす「専門知識」という厚い壁、闇に紛れる黒いセダンの影、そして、密閉された鑑定室でじっと息を潜める「物質の沈黙」。 橘は、街の死角を読み解く探偵・桜井ジンや弦太の助けを借りながら、目に見えぬ真実を丁寧に拾い上げていきます。改ざんされた搬送ログ、空白の四時間、ひそやかに動く手。彼女の手は決して派手な証拠を掴むわけではありません。それでも、一つひとつの欠片を静かに組み合わせることで、画廊に漂う微妙な嘘や、作品をめぐる人々の心の軋みが少しずつ解きほぐされていきます。 本作は、保険調査という「静かな事件」を通して、人の心に潜む揺らぎと向き合う連作短編集です。誰かの嘘や過ちを追うその先で、橘自身もまた、過去の残響に耳を傾けながら、見えない声と向き合う日々を重ねていきます。 浦和の街の静寂と、人々の小さな軋みの中で生まれたこの物語が、お読みいただく方の胸の奥に、そっと光を落とすことができましたなら、これ以上の喜びはございません。
作品を読む
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