その昔、ソクラテスの弟子プラトンはこう言った。 「合コンとは男子校の奴が彼女を作るための苦肉の策である」と。 しかし、ただ一つの条件を除いて。 つまり、「東福岡や大濠でそこそこスポーツのできる奴らはほっといても向こうからオファーがあるから命題からは除外される。」 しかるに、ここで我々は唯一絶対無二の真理を得るにいたった。 すなわち、「弘学館や久留米附設に永久に春は来ない。」というまさにそのことである。

クラスで「モアイ」と呼ばれている僕は、ふわっふわのババロア頭の高校生。 気が弱いせいか友達もあまりできないし、女の子にも話しかけられない。 そんな僕が織りなす、意味不明なおとぎ話。 阿藤快主演で近日映画化決定!! 2秒で終わるから見逃すな!

順応ぐりに かわりばんこに手を出した クラスメートの おびえた顔に 許さない おんなじ空の下にいて こっちはこんなに 陰っているのに 柔らかい 真綿で首を絞めるように シカトされてる ありふれた午後 あの星の 鈍い光に導かれ たとえば俺が 死んだとしたら あの日、「サカキバラ」のあの事件から10年。 僕たちはみんなして狂っていた。 罪のない人を傷つけたり、傷つけられたり･･･ 何をそんなに焦っていたのか？ どうしてあんなに、バカだったんだろう？