―私じゃ、彼につりあわないから。 思い続けるのも苦しいけど 大好きだと言う気持ちが忘れられなくて 伝えても 伝えなくても 後悔してしまいそうなんだ―――。

「ほらっ、これ、やるから泣くなよ」 地味で、なぜか女の子に嫌われる　小学生の頃の私 公園のブランコでひとり佇んでいたら とあるかわいい男の子が　私に声をかけてきた 私は その男の子に貰ったクローバーのしおりをいつまでも手放せずにはいられなかった どうかもう一度、あなたと会えますように