葉由子さんの作品一覧

喪家
葉由子/著

総文字数/385

その他2ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
真一と陽子は今とても幸せな気分に酔いしれていた。細やかながら結婚式をあげて披露宴がお開きとなり、金屏風の前に立ちお互いの両親、仲人と出席者を見送りに出ていた。 あと5ヶ月足らずで生まれてくる自分達のこどもの事もあって陽子の顔からは充実した笑みがこぼれていた。
pagetop