地味で、暗くて、空気な私。 そんな私に出来たのは、 ――あり得ないほどイケメンな“お兄ちゃん”。 「辛いことがあったらいつでも俺のとこに来い。 ……一人で抱え込むなよ」 たとえ同じ家に住んでいようと、 例え“お兄ちゃん”だろうと、 彼と私はずっと“他人”だと思ってた。 なのに、なのに……。 ――ねぇ、どうして。こんなに胸が苦しいの……？ .•*¨*•.¸¸♬ ラブコメ……かも？w

偽物の友情、 偽物の家族愛、 偽物の笑顔、 この世界に本物なんかあるんだろうかって、何度も疑うほどに、 私の周りは、偽物だらけだった。 「――なぁ。どうしてつるみたくもない奴らとつるんでんの？」 「……あなたには、関係ない」 真っ黒な私の世界。 そんな中に現れたのは、“君”という光。