「次こそは、君を幸せにするから」 　桜の大きな木の下で、 　小さく囁かれた僅かな言葉。 　たった一言だけど、 　あたしにとっては、何よりの言葉で。 　いつか、しわくちゃのおばあちゃんになって、 　君があたしを見つけられなくても。 　あたしが手を差し出して、 　「ただいま」って言うから。 　その時は、目一杯抱きしめて、こう言ってね。 　「おかえり」 　これは、私、紀月 朱里(ｷﾂﾞｷ ｱｶﾘ)と 　彼、嶋木 彰太(ｼﾏｷ ｼｮｳﾀ)の 　愛と命の物語―― 　－＊－＊－＊－＊－＊－＊－＊－＊－ 　続きました(ω)

　「次こそは、君を幸せにするから」 　桜の大きな木の下で、 　小さく囁かれた僅かな言葉。 　たった一言だけど、 　あたしにとっては、何よりの言葉で。 　いつか、しわくちゃのおばあちゃんになって、 　君があたしを見つけられなくても。 　あたしが手を差し出して、 　「ただいま」って言うから。 　その時は、目一杯抱きしめて、こう言ってね。 　「おかえり」 　これは、私、紀月 朱里(ｷﾂﾞｷ ｱｶﾘ)と 　彼、嶋木 彰太(ｼﾏｷ ｼｮｳﾀ)の 　愛と命の物語―― ー＊ー＊ー＊ー＊ー＊ー＊ー＊ー＊ー 読者数が着々と増えててムフフな汐田です。 ご愛読ありがとうございます＊ 頑張っていきます！ 現在、第二章を製作中です。 彰太目線の重くシリアスな感情が多くなりますが、 是非ご覧くださいまし＊

赤イ月ノ夜、現ル ソレハ紅キ瞳ノ狐ノ子ーー 遠い御伽噺のようなモノだと思っていた。 でも俺の目に前に現れたのは、口の達者な狐面を被った女の子。 次の赤い月が現れる日まで、 俺は彼女と行動する羽目に。 「わらわの名は――はて、なんじゃったかのう」 狐の女の子と、俺、柏木 透[ｶｼﾜｷﾞ ﾄｵﾙ]の 摩訶不思議な恋物語―― このカテゴリは、あくまでも透たちにとってのものです。 一応、妖系のストーリーなので閲覧の際にはご注意ください。 この物語はフィクションです。 実際の人物、歴史、団体には全く関係は御座いません。

　お前は 　俺より常に先を逝くんだな。 　どうして 　隣を歩けないんだろう。 　会いたいよ。 　会って、確かめたいことが 　たくさんあるんだ。 　愛してると 　その耳に囁きたいのに。 　お前はもう、 　どこにもいない。