「人の心は暗くて、残酷で、汚いの……」 高校二年生の松宮美春（まつみやみはる） × 高校二年生の神崎雪（かんざきゆき） ある日引っ越してきた美春は、周囲からの評判はあまりよくなく、内気な子。そんな美春を雪は、なんとなく放っておけずアタックしていく。そんな中で、雪は美春の秘密を知ってしまった。その秘密とは一体＿＿

昔々に遡る 部下に裏切られ天下統一の夢を断ち切られた非情な武将、真哉紀染（まがねきせん） 彼には、専属の占い師がいた その占い師はある日彼にこう告げたと言う 『主と側妻の間に近々やや子……女児が産まれることでしょう。しかし……その女児は産まれてからすぐ様々な悲劇に襲われます』 『悲劇？』 『はい……真哉家自体をも揺るがすような、悲劇。そしてその姫は常に悲劇の渦中にいる』 『フッそれがその娘の人生ならいた仕方あるまい、だが……真哉家が揺らぐのは防がねば……して、その方法は』 『……その姫を十五になるまであまり人目に触れず信頼できる者達のみで大切に育てなさい。さすれば、いずれその姫は強大な盾となることでしょう』 占い師に全幅の信頼を置いていた紀染は、占い師の言う通り娘を人目に触れず大切に育てた。 だが、無常にも真哉は滅ぶ。 そんなことがあってからもう十八年の時が過ぎていた―― ＊完全オリジナルです

ねぇ……君は言ってたよね？ 『バスケは俺にとって命と同じくらい大事なもんだ。……まぁ単にバスケしかねぇってだけだけど』……って じゃあさ、そのバスケができなくなるくらいの怪我を足に負ってしまった君は一体 どうなってしまうの？ 君が全てを失ったあの日から、私には一体何ができたの？……何ができるの？ start4/28

ナルシストとは怖いものだ 何故かって？ だっていつでも自然体のままノーモーションで自分の自慢をしてくるんだよ？ 本当に勘弁してほしい……そう、思ってた 『フフッ君は綺麗だからね僕もだけど』 『そんなの僕がモテるからに決まってるのに……君もそう思うだろう？』 なのに……どうしてかな？ 『何かあるなら僕に相談しなさいいいね？』 『どうして君はっ……！！何もかも背負いこもうとするんだ！！』 どうしようもなく惹かれていくの これは私がナルシと戦い抜くまでの物語である

私立神無月（かんなづき）学園高校 その学園の頂点に君臨する生徒会 この学園では、生徒会が右を向けば右を向き 生徒会の命令に全生徒が従う 先生なんてものはあるようで無い。“先生”の権力なんて無い 生徒会が総（すべ）て そんな生徒会が総ての世界に立ち向かった少女の噺（はなし） ※（ ）内は文字の読み方です

旦那とは何だかんだ言って高校からの付き合いだ。 良輔に告白されて付き合って学校を卒業してそのまま幸せなゴールイン。 ……のはずだった。 いや、実際そうなのだ。幸せなゴールインをはたしたのだ。 それが最近どうだろう。 結婚してからかれこれ５年。 旦那のはずの良輔はいつも帰りは遅すぎるし、 なおかつ 私が使っていない化粧品の匂いがスーツから匂う臭う、おまけにスーツのポケットからはまったく知らない女とのツーショット写真。 もうこれは俗に言う『あれ』ですね『あれ』 「……浮気…」 さて、どんな制裁を加えてあげましょうか――