流れていく幸せで哀しい“過去”…。 日記の思い出のページだけを破られたような 真っ白な“未来”…。 仲間は？ 居場所は？ 全部……全部、何一つ残らず“消えた”…。 違うか 私が消したんだ… だって私は『悪女』だから。 悪女は幸せにはなれない。 人を殺し、沢山の人から大切な物を奪った “悪女”には尚更…。 悪女が犯した罪に伴う罰は 『幸福』を死ぬまで手に入れてはいけない事。 啜り泣く悪女の瞳はとても純粋で とても悪い奴には見えない。 悪女は歌を唄った…。 その歌声は何処までも届き 樹には花を咲かせ… 水は綺麗な波紋をつくり… 人々は心の傷を癒した…。 さあ、あなたはこの悪女が本当に 罪を犯したと思いますか？

私は月に雄叫びをする狼…。 愛しい月にはこの声も想いも届きはしない。 貴方と出逢い、貴方を愛した私は何も後悔はしていない。 ただ貴方との永遠を誓いたかったな…。 貴方が傍に居たから、私は不幸しか呼べない人生を本当に“幸せ”だと感じられた…。 おねがい…。 もう一度貴方の温もりを感じさせて…。 今度は永遠に…。

小さい頃から、人とは少し“変わってる”って言われてたけど、まさかその事で虐めの下になるなんて思ってもいなかった。人を信じれなくなって、孤独と戦うのに慣れてたのに…貴方は私を底無しの闇の中でも『愛』を知れることを教えてくれた。貴方を、信じてみても良いですか…。