小さい頃、めぐはおばあちゃんにこんな事を教えてもらいました 『めぐちゃん、あのね、人が一生懸命書いた手紙はね、一つ、一つ書いた人の想いがあるんだよ。 だから、無やみに捨てちゃダメだよ。』 そう言ってね、おばあちゃんはいつもニコニコ笑ってたけど、本当はめぐね、わかってたんだ おばあちゃんが悲しい顔しておじいちゃんの手紙と写真をながめてたのを めぐあのとき、初めて手紙の大切さに気がついたよ 言葉では伝えられないことの悲しさも、おばあちゃんがいなくなっちゃったこと、そしてめぐがこれからどんな未来がやってくるのも……………