小学校6年生の春、弟と一日違いで産まれた彼女はサルみたいな赤ちゃんの中で一人だけ天使みたいだった。 あの日、僕は恋におちた… それから、僕の人生の全ては彼女のためのものになったんだ。 きっとまだ、ちゃんと見えてない瞳がこちらを見ているかのように思え、僕をじっと見つめて微笑んだようにみえた。 小さな手のひらにそっと、人さし指を触れさせるとギュっとにぎった。その瞬間、心までわしづかみにされたんだ。

初めて入った居酒屋で、一目惚れした彼女は笑顔と声がやわらかいひとだった。 彼女に会いたくて、通ったものの何のアプローチもできないまま… そんな時、思いがけない場所での偶然あったことから二人の関係は 急展開していく。 やわらかいだけでなく、甘くてふわふわしている彼女にどんどんひきこまれていってしまう。