「椿百合乃と申します。よろしくお願い致します。」

マーケティング部には男性社員が8人いた。

「君は何ができるかな?」

「通訳でしたら。」

「いいね。ツアーの添乗員英語じゃないだろうね?」

「ビジネスイングリッシュです。」

「オーケー。じゃ、試しにこれを起こしてくれないか?」

「はい。」

私はメモリをヘッドフォンで聞きながらPCへ入力していった。

パシャパシャともの凄い勢いで打っていたので、回りがシーンとしていたのに気づかなかった。

「すっげぇ、彼女確か亡くなった坪井専務のコレ、だったんだろ?」

「しっ!彼女に聞こえるぜ?」

私はごく普通にアップを完了した。

「課長、訳しますか?」

「えっ?もう?早いね?訳もそうだね、頼める?」

「はい。」私は引き続き、入力していった。

パシャパシャと訳しながら打ち込み、プリントアウトした。

「課長、できました。」

「えっ?もう?さすがだ。」

「素晴らしい!」マーケの部員たちに拍手された。

「椿くん、今日は女史の送別会と、君の歓迎会をやるから、ぜひ出席しなさい。」

「はい、ありがとうございます。」

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