みつばちとはちみつ
* 第5章 *


DVDは 明日俺が 持って行く事にして、くうと ニナは 帰る事にした。


反対方向のニナは 兄貴が、
くうは もちろん 俺が 送って。



「ヒロ、お父さん達に 挨拶するって
考えてくれてたんだね。ありがとう。」

「当たり前だろ。ウチの親だけじゃ
ないんだし。くう、おじさん達の事、
すごく大事じゃん。俺も ちゃんと
するよ。当然!」

「へへへっ、うれしい!」


くうが 手を つないできた。手をつなぐ
事は 何回もあるけど、そのまま歩くって
のは 子供の時以来かも?

すごい、恋人っぽい!新鮮だ!


くうも そう思ってるのかな?
じぃっと、つないだ手を 見てる。


「・・くう?」


はっとして、こっちを見て にっこり
笑う。もう かわいくて たまらん!


「・・これ、うれしいの?」


恋人つなぎ した手を 見せる。


「うん!すっごく!」


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