仕事しなさい!

3




火曜日だった。

私はオフィスでひとり残業していた。
今日は処理が多くて、忙しかった。
営業さんたちも皆忙しく、まだ外回りしているメンバーも今日は直帰の連絡がきた。

私が残りの処理を終わらせたら、このオフィスを閉めて出ないと。

日曜から今日まで、須賀くんは模範的な「彼氏」だった。
日曜の紳士的なデート、昨日は仕事で顔を出しただけ、今日のお昼は私が弓枝ちゃんと外食と知ってやってこない。

ようやく、言うことを聞いてくれる気になったのか、ヤツも。


それでも、私はなんで彼が私と付き合おうとしているのかが、いまだにわからなかった。

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