「わがなはびっぐまん!ちきゅうのへーわをまもるため!きょーもたたかうぞー!」

「出たなビッグマン!今日こそお前を倒してやるー!」

「おりゃーあっ!」

「……」



仕事が休みの、とある日曜日。

我が家のリビングでは、ヒーローごっこをして遊ぶ私と彼方。そしてそれを呆れた顔で見るお兄ちゃん、という光景があった。



「…何してんだ、お前ら」

「何って…ビッグマンごっこ?」

「いや、そもそもビッグマンって何だよ」

「彼方の好きなヒーロー!宇宙人の侵略から地球を守るため戦う、巨大なヒーローなの!」

「へー…」

「びっぐまんぱーんちっ!」



話す間にも、彼方はお兄ちゃんの背中をバシッ!とパンチする。



「いって!何で俺!?」

「みくちゃーがねぇ、ぱぱはよーかいちびっこおとこって!」

「…ほー…妖怪ちびっこ男、ねぇ」

「かっ彼方!内緒って言ったのに!!」

「ん!ないしょー!」

「って内緒の意味わからないんだ!!」

「おい美紅…人の息子に何教えてんだコラーーー!!!」

「ごめんなさーい!!」



ぎゃあぎゃあと騒ぐ私たちに、キッチンからそれを見守っていた綾奈ちゃんはふふと笑う。

原家の日曜日は、いつもこんな感じだ。



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ほのぼの  無愛想  身長差  同期  じれじれ 

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