何故、自分がこんな目に遭わなければならないのか、不思議で堪りません。
全て、きっと自分が悪いのでせう。
自分の精神が病み、人よりおかしくなっているのは、自覚していました。
どうすることも出来ずに、何度も死を選択しました。

あア、いっそ死にたい。

しかし自分は、生きています。
毎日、死んだように地を這いながら、生きています。
どういう訳か、この世の中には、死んではいけない、という決まりがあるようでした。
自分は、その決まりに抗う事が出来ず、今も手首を刃物でなぞる事しかしないのでした。

歌を歌いませう。歌を歌いませう。
さァ、パチパチと手をたたき、皆で仲良く歌いませう。
さァ、貴方も貴女も、今宵は何もかも忘れて歌いませう。



「何故、君は歌わないんだい?」


「遠い昔に自分で喉をかっ切ってしまったンです。二度と歌うことは叶いませぬ。」


















「あァ、そうかい。そりゃあ、君が悪いね。」