【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
もう大好き過ぎてどうしようかと思う。
エアー彼氏に感謝しなきゃなんて思ったりもする。
だってこうして今隼といられるのは、
エアー彼氏との同棲生活が長かったからで、
恋愛ブランクの長かった私を少しずつ隼との人生に関わらせ
こんなに幸せにしてくれたのは、彼なのだから。
「隼…」
「結衣…」
名前を呼ばれるだけで身体の中がキュンとするなんて
見つめられるだけでドキドキして
隼の体温で溶けだしそうで
いつもと違う出来事がこんなにステキになるなんて。
きっと何度も腹をくくりなおすわ。
だってこんなにどんどん溶けていくんだから。