「お~い、サツキ。これからカラオケ行かねぇ?」

クラスメイトのリョウが、教室の自分の机の上に座ったまま、声を飛ばしてきた。

「あ~、行く。あと誰が行くの?」

「こいつと、こいつ。後はテキトーに声かけてくれや。お前の一声なら、人数集まるだろ」

リョウは、自分の席にたむろしていた男子2人を指差して言った。

私は、サツキ。

中学2年生。

自分で言うのもなんだけど、そこそこ美人。

それでいて、根っからの明るい性格のせいか、友だちは多い。

長くてストレートの髪が自慢なんだ。

……長くしているのは、理由があるんだけどね……。

「これからカラオケ行きたいひと~!」

私は辺りに声を散らした。

「あ、私、行きたい」

「俺も」

「行く行く」

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