私はわたしでいたかった。
16才
今年も夏がやってくる。
8月学校は休み
面倒で仕方がなかったわたしは明日かと赤点の追試で夏休みも学校へいっていた。

もうすぐ誕生日なんだよね。

そうなんだ!明日香なにかお祝いするよ。
わたしの知り合いさいっぱい集まる夜会があるからさ心愛もくるといいよ。
他校の先輩もさくるからさ。

うん。わかった。

その頃反抗期で家にいるのがつまらなかったわたしは、明日香と夜会にいくことにした。

時には授業をさぼって、明日香のおばあちゃんちであそんだこともあった。

ポケベルがなる。

もうすぐ修学旅行だね。会えるの楽しみにしてるね。直也より

年上の男性ってどんなのだろう。
ドキドキして胸がつまるおもいで眠った。

夏休みもおわって、マラソン大会があった。友達がいたから頑張れて100位以内にはおさまった。

うちのママは誕生日に誕生日ケーキをかってくる。もう子供ぢゃないのに。

ママ明日も仕事だからね。

わかってる。

ごはん電子レンジであっためてたべてね。

いつもわかってる。また一人だって。なんだか切なくなってケーキがのどをつまって、涙がでた。

どうして泣くの?というママの声なと聞こえなかった。ママはなにもわかってない。


修学旅行の日がきた韓国だった。はじめて飛行機にのって、海外は日本と景色がかわってみえた。
プルコギたべたけど、きずつくと肉が全部ガキたちにたへられた。


はらへった。


キムチがやたらとある韓国。すきだからかいたかったけど匂うからかわなかった。
かわりに激辛ラーメン買ってきた。

そして修学旅行もおわり親にはだまって友達んちにいくといって直也んちにいくことにした。
迎えに来てくれた。広島の三次から広島市内まで距離あるけど、迎えに来てくれた。はじめての男。

はじめての男の部屋は緊張した。
一緒に寝て、はじめて他人の温もりをかんじた。



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