愛しき日々へ
第二章

*初登校*




夜も何だかんだで俺がご飯を作って五人でご飯を食べてた。

なんか、一応リビングスペースはあるらしくそこも類に漏れず豪華でもう多分ちょっとしたことじゃ俺も驚かない。

「砂羽、仕立て屋きたから部屋に来てくれますか?」

「え、あぁ。わかった。」

銀一が呼び捨てになったのは一緒にスーパーで買出しに言ったときぐらいからだ。

仕立て屋って家に来るんだな。

行くんじゃないんだな。さすが…。

部屋に入ると大きなケースが4つ置かれていて中には銀一と仕立て屋らしい男性が2人立っている。

「獅子神砂羽様ですね。どうぞこちらへ。」

獅子神…?

首を傾げると銀一が苦笑いして小さな声で教えてくれた。

どうやら、俺は引き取られたことで名字が白雪から獅子神に変わったらしい。

全然知らなかった。

戸籍が変わるんだからよく考えればそうなのか。



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