クールな彼の溺愛注意報

・これからはじまる


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金曜日のお昼休み。


いままでは奈子たちと教室でお弁当を食べていたけれど、

葵衣と付き合いはじめてからは屋上で過ごすようになった。



メンバーはあたしと葵衣、そしてみゆきと柊木くん。


あれからみゆきは、びっくりするくらい柊木くんに積極的になっていた。



いまもあたしたちなんか空気みたいに、ふたりで楽しげに話してるし。

親友としてはちょっとさみしい。



まあ……


柊木くんもみゆきのこと、身長差は関係なくちゃんと考えてくれてるみたいだから、いいんだけど。




「今日もおいしかった~。葵衣、ごちそうさま」


「ん」



 
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