第1章
<偽りの会話。>


【雫side】


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『待ってッ…じ、自殺なんてやめなよッ!」


1人の女性に向かって、
あたしは必死に叫ぶけど……


__ドサッ…!


あたしの想いは女性に届かず、
その直後……鈍い音があたしの耳に届いた。


「…やっ……なんでッ……」


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__バッ……!


夢から覚め、あたしは勢いよく飛び上がる。


あれ…?ここ、学校の屋上…?


あたし、あのあと屋上に行ったんだっけ…