Sweet Lover
「あ、あの。
 隣で眠るだけって言いましたよね?」

思わず目を見て確認する。
……ま、まずい。

人は寝起きの瞬間、年齢をどこかに置き忘れてしまうもののなのかしら。

少しばかりぼーっとした響哉さんが、オジサンに見えなくて困る。

髪を整えてなくて、おまけに瞳に鋭い光を携えてないと、この人意外と童顔に見えちゃうのかも……。
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