優＊雪

土方目線

～司は人懐っこい性格なのだろうな
すぐになじんでやがる
永倉達とは特に気が合うみてぇだな

まるで江戸から一緒だったかのように

「平助！いっぱい食って大きくなれよ！」
『小さいってのかよ？司、うるさい！』

「左之助！おかわりあるぞ！」
『ありがとよ！司！』

「新八！お前は底なしか！もう食うな！」
『司～なんで俺には冷てぇんだよ？』



名前で呼び合っているし…



優太は、大丈夫だろうか…
『おい！司！優太どうした？』

「はい　あぁ
それ皆、聞いてくるんですよねー
あははっ優太、子守りしてます」

『はぁ？誰の？』

～子守りがいるほど小さい子供いたか？

「近所の子供で
親が風邪らしいから熱が下がるまでって
八木さんが預かってるんで
八木さんが風呂行っている間の
子守りです」

『そういうことか　お前らも飯食えよ？』

「ありがとうございます。」

『お前らが作ってくれたんだ、礼なんて言うなよ』

「そうじゃなくて
俺たち覆面で、嫌がられることのが多いから、心配してくれて
それに…皆、優太のこと気にかけてくれているみたいで、嬉しいです」

『心配って…
当たり前のことじゃねぇか？』

「そうでもないんですよ　　ふふっ
ここが優太の居場所になるといいな」


司は、嬉しそうに目を細め部屋からでた


～なんだ？言い逃げかよ？
優太がここにずっと居れるなら
俺は居場所を作りてぇが
お前ら会津藩の参謀だろうが…