私を惚れさせて。私の虜になって。
仲良し
「どう?」

「ヒリヒリする…」

毎日冷やしまくっている頬は、もう慢性的みたいに赤い。

「家でもやってんでしょ?」

「あったりまえ!私の努力舐めんな。お風呂も水風呂だからね!?」

「寒そっ…」

まーくんは、こんな時期に半袖のくせに私の話を聞いてブルブル震える。

「お前の格好もな」

「んじゃ、私授業だからー」

筆箱とルーズリーフと保冷剤を持って、自習室を出た。

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