私を惚れさせて。私の虜になって。



「ありゃーしたー」

みっちり2時間過去問をやった後、おかしくなったお礼を言って、自習室にとんぼ返り。

ドアノブに手を掛ける。

「…まえもか」

松木の声だ。

「悪りぃか」

そして、まーくん。

「…もうそろ帰ってくるから、終わりな」

…え。

私のこと?

なんの話…してたのかな。


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