キャンプ
3
トンネルを抜けて、少し車を走らせたところで、目的地らしき湖にでる事ができた。

「綺麗な湖だね」

「本当」

と、りこと直子は上機嫌で会話をしていた。

俺と真平は二人で顔をあわせ一安心の表情を浮かべた。

本当にあったんだ。

そう二人で思ったにちがいない。

湖にそって車を走らせると、ぽつんと一軒の山小屋があり、俺達はそのすぐそばに車をとめた。
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