メルヘンチック·レボルバー
++++++

それからの時間は、あっという間だった。



お昼ご飯を作ってたら、妹が帰ってきて

その妹は変に気を遣って家を早々に飛び出していった。



大輔の、幸香に「幸哉」って呼ばせる作戦は、僕の独断で実行しないことに決まった。



あと、途中で大輔からメールが届いた気がしたけど……


やっぱり僕の独断で放置した。





突然鳴りだした家の電話に出て部屋に戻ると、机に突っ伏して眠る、幸香の姿が目に入った。



そのままにしておこう。



そう思ったけど、よっぽど疲れていたのかな、なんて考えたら、そのままにしておけなくて……


ゆっくりと僕のベッドに運んだ。



まぁ、いろんな意味で大変だったけどね。
< 28 / 31 >

この作品をシェア

pagetop