.+*:゚+隣の席の君.+:゚+。.㊤
楽しい


「おはよう!梨奈〜♡」
「おはよう!美咲ちゃん!」

私は学校にだいぶ慣れてきた。

「ねねね、好きな人できましたかあーっ?」
美咲ちゃんが興味津々に聞いてきた。
「あーそれきになるわー!w」
由奈ちゃんまで。

「えっ…!!!?」

好き。かー…

好きってどういうことなんだろう

恋ってどんなことだろう

「あのさ、誰かに毎日会いたいと思う気持ちは恋?」

すると二人は目をまん丸に開いて

「恋!!!」

と声を揃えていった。

ええええええ

「ま、まさか、できたのね!?」
「い、いや違うよ!そーいうわけじゃ!!!!」

顔が赤くなっていたのだろう。
二人はニヤニヤ私を見ていた。

「誰々誰々誰々!!!?」

身を乗り出して聞いてきた。

ちょうどその時だった。

ガラガラガラ

「っ!!!!!!」

あいつがきた。あの人が来た。

「…広瀬来たし」
美咲ちゃんは ゲッ って感じで広瀬君を睨んでいた。
「あ、あとでね」
まるでいっきに食欲が無くなったみたいになった美咲ちゃん達は自席に逃げるようにもどっていった。

話さなきゃ。話したい。えっと…まず…
「おはよう」

!!!?
ひ、ひ、広瀬君からおはようって言ってきてくれた…!?
「おっ!お、おはようございますぅううううう↑」
や、やばい、びっくりと緊張で変なこと言っちゃった。まずい。どうしよう。
「ぷっ。馬ー鹿。」

////////!!?

うそ、笑ってくれた。こんなに爽やかに。
あの猫と遊んでる時とおんなじ顔。

やばい。嬉しい。そして楽しい!!!♡
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