イケメン弁護士の求愛宣言！
美人検事
真斗さんも来島先生も、付き合うことを考えてほしいと言っていたけど、あれから一週間が過ぎていき、多忙な先生たちとは業務以外では話す機会もなく、やっぱり告白は夢だったのかもと思ってしまっていた。

真斗さんからは、初めて出会った日に連絡先を聞いていたけど、メールも電話もしていない。

いったい、なにを話題にしていいのか分からず、気になってはいたけど、なにもできずにいた。

彼は私のメアドも番号も知らないのだから、こちらから連絡を取らなければ、プライベートで接する機会なんてない。

それに来島先生にいたっては、お互い連絡先なんて知らないのだから……。

距離が一向に縮まらないままで、告白の返事なんてできるわけがなかった。

そして今日は金曜日、仕事が終わり片付けをしていると、真斗さんが小さな声で話しかけてきた。

「由依子ちゃん、今夜予定がないなら、ふたりで飲みに行かないか？」

「えっ……？」

突然の誘いに動揺しつつも、胸のときめきを感じてしまう。

特に予定のなかった私は、小さく頷いていた。
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