モデル姉さんのファンは弟くん
第1章~玲蘭

「玲蘭ー!!会いたかった〜!!!久しぶり!」






「夏奈ちゃんっ!わたしもずっと会いたかった〜!!」







今日は久しぶりの学校。









そして、なにより中学校から一緒にいてくれている夏奈ちゃんに久しぶりに会えたことが嬉しい!







久しぶりというのも…。








わたし、伊藤玲蘭は3年前くらいからモデルをやらせてもらっていて。








最近はお仕事をもらうことも多くなってきて登校するのは少ないと月2〜3回になってしまっている。







通学している学校は芸能の学校ではないけれど、どの授業も出欠数での単位ではなく、なんとかテストで赤点を取らなければモデル活動もバイトの範疇とのことで許可を出してくれている。








「本当毎回言うけど、見れば見るほど玲蘭ってほんと綺麗だわ…。てか!!もうすぐ夏の写真集出すんでしょ!?玲蘭の水着姿すっごく楽しみなんだけどっ!」









「えっ知ってるの?夏奈ちゃん詳しいね!」








「何言ってんの〜ファンクラブのメールで来てるから!」








「えっ!夏奈ちゃんファンクラブ入ってくれてるの!?」








「当たり前じゃない!!もう最近はぜんっぜん玲蘭に会えないから玲蘭不足だったの!綺麗で可愛い私の大親友の情報は1つも逃さないわよ!」







「夏奈ちゃんっ…大好き!!」








「きゃーーっ玲蘭〜!あたしも〜!!」







ぎゅっと夏奈ちゃんを抱きしめると、夏奈ちゃんも抱きしめてぴょんぴょんしてくれる。








「あー本当玲蘭可愛いっ。そして本当に写真集が楽しすぎる〜。玲蘭は可愛いのもセクシーなのもなんでも着こなせるからね。」









「そんなことないよ!撮ってくれた人の腕がすごいの。」

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