一生続く恋をしよう。
何時間立ったかな。


ヤバイ、指先が若干紫色になってる。


うわー。エグい。



「…………そこで何してんの?」


パッと前を向くとそこには疲れた顔をした黒木マネージャーが立っていた。



私は勢いよく頭を下げる。



「マネージャー!今日は、本当にすみませんでした!ご迷惑おかけしました‼」


そこまで言って、ビールの入った袋を差し出す。


「あの!これよかったら。」


マネージャーは無言のまま私の手を見つめる。


わゎゎ!紫色なのバレたかな!?



「……お前いつからいんだよ?それにおつまみって菓子ばっかじゃねーか!?」


「はっ!すみません!」



「俺は腹が減ったんだよ!!はぁー。お前飯食ったの?」


「まだです!でも私は今日はもぅ……」


「作れよ。」


「えっえぇ!?」


「俺は腹へってんだよ!疲れたから外行くのも面倒だし。お前今日のこと悪いと思うなら、飯、作れよ。」


そう言って黒木マネージャーは、私からビールの入った袋を受けとると、私の手をとり、紫色になった指を見ながら


「………なにやってんだよ。」


と、小さく呟いた。


そして、私の手を掴むとマンションの中へと入っていた。







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