Hospital waste
隠蔽工作
獣を仕留めた事で、アレックス達は下のフロアへの移動を開始する。

鉄格子の所まで戻り、施錠を解除して階段へ。

忍び足で階段を下りた所で。

「!」

先行するアレックスがシエラを片手で制した。

「何?」

アレックスの肩越しに前方を見るシエラ。

…白衣を着た二人の男が、廊下を歩いている所だった。

この病院の看護師か。

手には警棒のようなもの。

スタンロッドという、打撃と電撃を同時に食らわせる事が出来るものだ。

主に暴徒鎮圧用や、猛獣を押さえ込む時にも使用されるというが、まさかそんなものを、この病院は患者に対して使用しているのか。

非人道的行為が横行しているという、あのメールの内容と合致する。

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