エリート医師に結婚しろと迫られてます
「きれいだよ」
一応、お世辞を言ってもらい、ほっとしたら森谷さんが近づいてきた。
肌と肌が密着する。彼の体温が直接伝わってくる。
情熱的なキスが始まり、それと同時に、ミシミシと階段を上ってくる足音が聞こえてくる。
「ええっ?」誰か来ますけど…
「君のお兄さんは、せっかちだね。
上がって来るのが早すぎるよ。
でもいいタイミングだね。
お兄さんに証人になってもらおう。麻結、ついでにさっきの対価もらうよ」
いつの間にか森谷さんは、私に息継ぎをさせないつもりか、窒息させて私を亡きものにしようとしてるのか、彼の長いキスで私は呼吸困難に陥る。
「んんっ!!」
苦しいってば。