エリート医師に結婚しろと迫られてます
私は、美月と一緒に店で、みんなが集まるのを待っていた。


今日の参加者は、私と美月、それに真理絵。それと…森谷さん。あとは、兄が適当に声をかけてくれているはず。
真理絵を呼んだのは、美月が一度、会ってみたいって言ったからだ。


兄は、自分のために周りの人を呼んでおいて、直前で参加できなくなったから、
森谷さんに、男性を1人連れて行かせると連絡してきた。


ここに来る前、美月の家によってメイクと洋服の組合わせを散々考えた。

「こっちのシフォンのワンピース。絶対に。脱がせやすそうだし。こういう淡い明るい色の方が受けがいいの。パンツスーツなんてダメ。絶対に」

「そうかなあ」
美月に見立ててもらったスーツが着心地がよくて気に入っていたんだけど。


「私が、間違ってたことないでしょ?」

「う、うん」たいした自信だ。

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