もう愛情を求めない
幸せ到来!?
それから夏休みに入り。


私は快君のアパートに行かなかったし、彼も私のバイト先に来てくれない。


もう会えないんだなと残念がるようになって、早1週間が経過した。



夏休みのバイトは、午前中から入るため終わるのがいつもより早い。


その中の帰宅途中の事だった。



「あーちゃんゴメンな。

なかなか会いに行かなくて」


そんな声が聞こえた。


あまりに快君のことを考えすぎたせいで、幻聴を聞いてしまったのかもしれない。


そう思ったのだが、顔を上げると目の前には彼の姿がある。



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