いいじゃん、俺の彼女になれば。
この人……悪魔ですか?





「天使ちゃん」



背中から声をかけられた。



「……へ?」



“天使ちゃん”?



……って、なんですか?



首だけ少し後ろへ向ける。



すると……。



「……って呼ぶよ。
名前を教えてくれないと」



腕を組んでニヤッと笑う不敵な笑みにぶつかった。
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